分光分析
分光分析
分光分析でできること
IR、Raman:化学結合、官能基の情報
CD:立体構造、高次構造(αヘリックス、βシート等)
UV:吸光度、透過率
分光分析の原理
光(赤外光、紫外光、可視光)をサンプルに照射しその透過光(IR、CD、UV-Vis)や散乱光(Raman)を観測する。
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FT/IR 6100+IRT-5200(顕微)(c227)
- メーカー名:日本分光
- 導入年月日:2008.12.24
- 設置部屋:c227
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測定波数範囲:7800-350 cm-1、最高分解能:0.5 cm-1
- ソフトウェア:JASCOスペクトルマネージャVer.2
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クライオスタットを装着することで室温から極低温(約5 K)までの範囲で測定ができる(固体)
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加熱セルにより室温から500℃まで測定可能(錠剤やヌジョール法)
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ATR測定(Diamond,Ge,ZnSe)
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偏光測定
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高感度反射測定(RAS)による金属基板上の薄膜測定(サンプルサイズ1cm角以上)
- 赤外顕微鏡をによる微小領域(μmオーダー)の測定
- DLATGS検出器:冷却用液体窒素が不要で、MCTでは検出できない低波数(-400cm- 1)までの測定ができる。
- 顕微ATR(Ge):基板等の透過測定ができない試料の表面測定にも対応できる。
- ダイヤモンドセル:顕微鏡下で透過測定をする時に試料を薄くのばすことができる。
NR-1800(c227)
- メーカー名:日本分光
- 導入年月日:1994.12.26
- 設置部屋:c227
- 分散型分光器
- レーザー
- 半導体レーザー:532 nm, 457 nm
- He-Neレーザー:632.8 nm
- 検知器:CCD, フォトマル
- 有効波長範囲:450 – 850 nm
- 最高分解能:0.2 cm-1
- 波数精度:±1 cm-1
- ソフトウェア:スペクトルマネージャー
円二色性分散計(CD)
- 日本分光 J-720W
- 設置場所 D103
- 機器詳細・特徴
- 170 nmから800 nm までの円二色性スペクトルを測定し、核酸やタンパク質、DNAの構造を測定することが可能である。
たとえば、タンパク質の二次構造(αヘリックス、βシート)の割合を見積もったり、変性の有無を解析したりすることが出来る。その他、DNAの二重螺旋形成なども評価できる。必要な試料は最小10 ug である。
- 170 nmから800 nm までの円二色性スペクトルを測定し、核酸やタンパク質、DNAの構造を測定することが可能である。
日立分光光度計(近赤外測定装置)液体試料測定システム U-4100 (D103)
- メーカー名:日立
- 導入年月日:2020.4
- 設置部屋:c328
分光器:プリズム・グレーティング、ダブルモノクロメータ
検出器:光電子倍増管(UV-VIS)冷却系PbS(NIR)
設定可能波長範囲:175-3300 nm
測定可能波長範囲:185-3300nm
測定モード:吸光度(Abs)、透過率(%T)、反射率(%R)、リファレンス側(E(R))/サンプル側エネルギー(E(S))
恒温セルホルダの使用により、0-100℃での測定が可能(設定可能温度範囲:-10-105℃、0.1℃ずつ設定可、保証範囲:0-100℃)