大阪大学 大学院理学研究科・理学部 分析機器測定室

熱分析

熱分析

学内共用利用(科学機器リノベーション・工作支援センター登録機器)

学外共用利用(科学機器リノベーション・工作支援センター登録機器)

学外共用利用(大学連携研究設備ネットワーク登録機器)

熱分析で出来ること

DSC:融解、ガラス転移、結晶化などの反応の測定や熱履歴の検討、比熱容量の測定(ただし、装置の汚染や腐食を避けるために分解反応などでガスが発生するような測定は通常行わない)。

TG:昇華、蒸発、熱分解、脱水など反応に伴う重量変化の測定。DTAとの同時測定で、比熱容量を除くDSCでの測定対象も付加。 

原理と応用

熱分析とは、物質の温度を一定のプログラムによって変化させながら,その物質のある物理的性質を温度(もしくは時間)の関数として測定する一連の技法のこと。

DSCの定義と解説 日立ハイテクサイエンス

TG-DTAの定義と解説 日立ハイテクサイエンス

示差走査熱量計(DSC) NEXTA DSC200

DSC(示差走査熱量計)は、融解、ガラス転移、結晶化、熱硬化などの転移の他、熱履歴の検討から比熱、純度など様々な材料特性の評価が可能であり、高分子材料や無機材料、医薬品など、幅広い産業分野で品質管理や研究開発に使用されています。

 

  • メーカー名:日立ハイテクサイエンス
  • 導入年月日:2021.3.22
  • 設置部屋:D103

<仕様>

熱流測方式: 熱流束型

温度範囲: -150℃~725℃

測定範囲: ±200mW

RMSノイズ/感度:  0.1μW/0.2μW

熱量値精度: ±0.05% (In 10回連続測定における標準偏差(1σ)/平均値から算出)

ベースライン再現性: ±5μW

プログラム速度: 0.01℃~100℃/min

  • 温度変調DSC、試料観察カメラ搭載

 

熱重量・熱量同時測定装置(TG-DTA/DSC) NEXTA STA

  • メーカー名:日立ハイテクサイエンス
  • 導入年月日:2022.2.24
  • 設置部屋:D103
  • 天秤方式: デジタル水平差動型
  • 温度範囲 : STA200RV:室温~1000°C(試料観察用加熱炉)
  •      :  STA300 :室温~1500°C
  • 加熱速度 : 0.1~100ºC/分
  • 試料容量 : ~45μL、~60μL、標準10mg
  • TGベースライン :<10 ug(1000°Cまで20°C/minで昇温時の最大ドリフト量)
  • 温度精度 : ±0.07ºC以内
  • 温度確度 : ±0.2ºC以内
  • オートサンプラ―搭載、試料観察路搭載

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